日本の自然災害 1995~2009年

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各国の震度階(サンプル)

各国の震度階

「震度」とは、地震の際に自分のいる所がどれくらい揺れたかを示す尺度であり、その階級を表すものが「震度階」である。震度の決め方は各国により異なり、古来いろいろの震度階が提案されてきた。地震動の強さを周辺物体の振動状況や人体感覚によって階級づける試みとして、古いものではGastaldi(1564)やde Poardi(1627)があり、D.Pignataro(1783)は5階級に、関谷清景(1884)は4階級に分けた。また、イタリアのRossi-Forel(1883)による10階級の震度階は、ヨーロッパの一部で現在も使われている。

日本では現在、震度計を用いた速報体制がとられており、揺れの度合いを10階級(0,1,2,3,4,5弱,5強,6弱,6強,7)で区分しているが、1996年以前は体感や被害状況などに基づいて8階級に区分された「気象庁震度階級」が使用されてきた。一方、外国では12階級の「MM 震度階」や「MSK震度階」が主に用いられており、現在でも体感や周辺物体の振動状況、被害程度などから震度を判断している。これらは地震後の調査により分かるものであり、日本のように震度の速報体制がとられている国はない。

日本の震度階

日本では、年代によって様々な震度階が採用されてきたが、もっとも大きな変化は阪神・淡路大震災後の1996年に、それまで人間が震度を決めていた方式(体感震度)から、器械が決める方式(計測震度)に大転換したことである。

もともと震度は「人体感覚、身の周りの物体の動き、構造物の揺れおよび被害程度、地変の程度などから総合的に推定された地震動の強さの階級」と定義され、気象官署の職員が言わば主観的に決めていたが、1996年以後は、震度計で測った地震の加速度などから客観的に決められるようになり、震度情報の迅速化・高密度化が図られるようになった。

わが国における震度階の変遷を表1に示す。

表1:日本における震度階の変遷

1884年
明治17年
1898年
明治31年
1908年
明治41年
1936年
昭和11年
1949年
昭和24年
1996年
平成8年
微震
(感ナシ)
〇:無感覚地震 無感 〇.無感
微震 微震 一:微震 Ⅰ.微震 Ⅰ.微震
弱震 弱震
(弱キ方)
二:弱震
(弱き方)
Ⅱ.軽震 Ⅱ.軽震
弱震 弱震 三:弱震 Ⅲ.弱震 Ⅲ.弱震
強震 強震
(弱キ方)
四:強震
(弱き方)
Ⅳ.中震 Ⅳ.中震
烈震 強震 五:強震 Ⅴ.強震 Ⅴ.強震 5弱
5強
(劇震)(劇震) 烈震 六:烈震 Ⅵ.烈震 Ⅵ.烈震 6弱
6強
Ⅶ.激震